Web再録っていうんでしたっけ
さて、いい加減やらなきゃなぁと先延ばしにしていた
- 荷解き
- 本文公開
のうち二つ目をやっつけてしまおうと思って先ほど公開しました。
ブログをお読みの皆さんはご存知の通り、私はLuaLaTeX環境で文章を書いています。 そのため、ピクシブなどに対応した形式に変換するのがちょっとばかり面倒だったりします。
私はpxrubricaパッケージでルビや圏点を振っているので
\ruby[g]{漢字}{読み}
\kenten{ほげふが}
の形で本文中に登場します。また段落分けや行頭一字下げ、記号関係の処理など、LaTeXはゆうしゅうなので全部やってくれます。
正規表現で置換してもいいのですが、非アルファベットのコマンドなんだっけなどと調べている時間で手作業で変えた方が早いのでずっと手作業でやってしまっています。反省。
段落の間の空白行や行頭の一字下げ、ネット小説が隆盛を極めてから色々議論がなされているような気がしています。私は紙媒体なら段落間空白行なし、行頭一字下げありが読みやすくて好きですが、画面だと空白行あったほうが目が滑らなくていいんですよね。なんででしょう。
この辺り、電子書籍と紙の書籍の差で、単純な流通の違いよりも形而上にありそうな差のような気がしています。図書館で電子書籍をどのように扱うかなどは先行研究が大量にありますし、電子書籍のみの図書館が七年ほど前に既にアメリカで完成していたりします
(アクセス2023. Nov. 18. 18:54 JST)。
二百年前の製本で作っておいてなんですが、私は電子書籍は推進してほしいと思っています。情報の組織化や、検索、保存場所などの問題を一挙に解決しうるものだからです。 ただ、それは紙の本を絶滅させるものではなく、相互補完するものであってほしいです。例えば紙の本は国会図書館と指定する公立図書館で積極的に保存し、小規模館などではスペースのなさを電子書籍でカバーするなど。
私もどうせ紙の本買うでしょうし、幾つになっても片付けられず本の山の中で暮らしています。
難しい問題ではありますが、色々考えていきたいところです。NDLの東京本館の書庫が一杯になってから焦るのでは遅いので。
以上、ちょっとまだ単位足りない司書の卵の戯言でした。レファレンス系の参考図書くらいは館内限定でいいから電子化しません……?国歌大観とか重いんですよ……