ことの発端
実は最初は新刊も自家製本しようとしていました。しかし、まとまった時間が取れず、加えて以前少し印刷で相談していた印刷会社さんがやりたい製本を手の届く金額でやってくれるということでPDFをお送りして今到着を待っているところです。
ではなぜ「新刊製本」なのか。昨日、告知ツイートをしました。
前略失礼いたします。
— 鐘花文庫@惹き合う11thD06 (@chatnoir0930) 2023年10月1日
添付の通り十月九日開催の惹き合う運命11thにおける当文庫の参加について告知いたします。
紙幅が限られておりますので詳細は添付の案内状をご覧ください。
草々#GLFes39 #惹き合う運命11th pic.twitter.com/blm2YCssOb
はい。「異常設営」とまた言われています。こういうことを思いついてしまったのに加えて、今回の製本は少々読むために手順が必要なものとなっているので、読み方を何らかの形で公開するついでに頒布するものとは別に「展示用」のものを作ろうと思った次第です。
PDFを準備しよう
いつも通り、LuaLaTeX + jlreqで何やかんやして版面を作ります。これは最終的な本のサイズである105 mmかける145 mmになっています。はい。変版です。
続いてこれを面付けしていきます。どうやらInDesignなどでは簡単にいくらしいですが、ページ数も高が知れているので、いつものように別のTeXファイルを用意してTikzで面付けしていきましょう。Tikzしか勝たん。
片面に8頁づつの計16頁を一枚の紙に印刷します。この辺りが印刷会社さんに出す時にページ数はホニャホニャの倍数でと指定される理由ですね。多くの場合は片面2頁の4頁付けになるはずなので4の倍数でしょうか。
怒涛の\includegraphics[page=ほげ,angle=ふが]{1ページづつつくったPDF}でごちゃごちゃやってこうします。
この紙を3回半分に折ることで1頁の大きさにまで小さくなった折丁ができました。
だいぶ折り目が太くなってしまったので、軽く水引(水で濡ら)して上から重石で抑えます。
明日にはしっかり折り目がついていることでしょう。
それではおやすみなさい。